現役会計士が明かす監査法人の仕事内容について!IPOについても紹介!

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公認会計士試験に合格したら、ほとんどの人が入所する監査法人。

名前は知っているけど、実際の仕事内容はどんなことをするの?といった素朴な疑問にお答えします!

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そもそも監査法人ってどんなところ?

監査法人の人員構成、規模などは法人ごとに様々なため、今回はソフト面のご紹介。

基本的には監査論で勉強するような話で、公認会計士試験合格者が職員のほとんどを占めており、財務諸表監査、内部統制監査を日々行っています。(これがいわゆる1項業務。)

その他には、IPO(上場)準備会社への支援業務や、クライアントの内部統制や経理業務を改善するためのアドバイザリーなどがあります。(こういったことは2項業務です。意見の表明を法的に求められないお仕事ですね。)

ほとんどの勤務日はクライアントにお邪魔して、現場で仕事をすることになります。基本的には現場と自宅を直行直帰ですね。

また、私たちの定時は一応あるものの流動的で、クライアントの始業時間に左右されます。つまりクライアントが10時始業であれば、だいたい10時~10時30分に現地集合します。
(基本は9時半からですけどね。)

具体的に現場でどういうことをやるのかというと、監査業務の場合には仕訳帳や決算資料を往査予定の初日に一式もらい、その当日中に質問事項や依頼事項を洗い出すイメージです。翌日もしくは数日後に依頼資料や質問回答が提出されるので、その中身を確認しながら検討過程をエクセル調書に書きこんでいくことで調書が完成します。

どれだけ科目を担当することになっても基本的な仕事の仕方は変わりませんので、慣れてきたら自分で「いつ何をやるか」組み立てて仕事のメリハリをつけられるようになるのが魅力ですよね。

だいたいの監査スケジュールは以上のような感じですが、今回は監査ではないけど皆さんがよく知っているIPOについてお話します!

IPO支援業務ってどんなことをやるの?

受験生も就活時に「監査法人に入ったらIPOやりたいです!」なんてとりあえず言ってみるくらいに有名なIPO業務。でも実際何をやるのか分かってる人はそんなに多くないと思います。

IPOとは、「Initial(最初の)Public(公開の)Offering(売り物)」の略で、未上場企業が、新規に株式を証券取引所に上場し、投資家に株式を取得させることを言います。
引用:カブドットコム証券ホームページ

言ってしまえば会社を上場させることなのですが、私たち監査法人のスタッフのやることは上場会社と同じ目線で財務諸表監査に準じた手続を実施し、会計上・内部統制上の問題点を洗い出すことです。

極端な例を挙げると、「売上が一部現金主義になっているので、発生主義に変更してくださいねー」といった指導をしたります。また、小さな会社では日々の記帳が税務基準で行われているため、上場を目指すにあたり会計基準へ移行できるようにアドバイスをしていくことが多いですね。

会計上の問題点は会社側も理解がスムーズなのですが、利益を順調に獲得している会社であっても足を引っ張られるのが内部統制。

実質的には管理者による業務のチェックが日々行われているとしても、規程の整備などは会社としては日々の業務に支障がない限りあまり気にしない分野です。それもあって、内部統制監査の視点は上場準備に入ってから慌てて構築していく会社が多いです。

そのような場合、私たち監査法人やコンサル会社は「今のままだとこういうリスクがあるから、それを防ぐためのチェック体制を見える化しましょう」といった感じで具体的なアドバイスで支援をしていきます。

1年目でそんなこと分かるわけない!って私も思っていましたが、ほとんどの人は入所してすぐに上場会社の監査チームに配属されます。そこで内部統制のモデルケースを学び、実例をストックしていくことで上場を目指すクライアントにアドバイスができるようになっていくわけです。
(なので、「最初は監査から始めたほうがいい」と言われるんですね。)

恐らく受験生が想像するIPO業務とイメージが若干ことなるかと思いますが、自分の知識や伝え方が洗練されればされるほど会社に貢献できるので、そこのやりがいはあると思います!
私自身、担当した会社が上場し、「◯◯さんのおかげです!」と言われた時は達成感がありました!笑

監査法人ってここが凄い!

さていよいよ本題ですが、組織としての監査法人というか、監査法人の一員として様々な業務に従事することで得られる経験の凄さを書いてみましょう!

・一年目から経理部長クラスと話ができる。(場合によっては社長や支店長など。)
・クライアントの各種契約書、稟議書、役会議事録、予算などの重要書類を見る必要がある。
・棚卸立会で実際に工場や倉庫を巡ることができる。
・複数の会社の内部資料を閲覧できる。
・一年目から上司に意見を述べることができる。
・転職者、在学合格など様々な人が監査法人にいる。
・指導することにより会社の業務を効率化できることがある。
・海外出張に帯同できる。
・各社の人事評価資料も検討資料として見る必要がある。

この他にも、普通に考えたらなかなか考えられないことが1年目から体験できます。
当たり前ではありますが、年次を重ねるごとに貴重な経験する機会はどんどん増えていくので、ぜひ前向きに業務に取り組んでもらえればと思います!

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