公認会計士試験合格後に通う実務補習所!現役会計士が体感したその中身!

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公認会計士試験に無事合格すると、その翌月にはもう補習所に入所することになります。

ただ、受験生と話をしていると意外にも補習所の存在自体を知らない人もいました。

存在を知っていても、どういうことをする場所なのかよくわからない!といった感じの人は多いでしょうから、今回はその内容についてお話します!

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公認会計士として会員登録をするための要件

公認会計士としての肩書きを持つためには、日本公認会計士協会の会員登録を行う必要があります。

そして、会員登録を行うための要件は以下のとおり。

公認会計士として業務を営むためには、以下の要件をすべて満たした上で、日本公認会計士協会に備えられている名簿に登録を受けることが必要です(公認会計士法第3条、第17条、第18条)。
(1)公認会計士試験に合格した者(免除された者を含む)であること
(2)実務経験(業務補助等)の期間が2年以上ある者であること
(3)実務補習を修了し、内閣総理大臣の確認を受けた者であること
引用:金融庁ホームページ 公認会計士の資格取得に関するQ&A

(1)と(2)に関しては皆さんご存知かと思いますが、そのほかに(3)の要件を満たす必要があります。

私たちは監査法人に入所すると同時に一般財団法人 会計教育研修機構(以下、補習所)という教育機関に通うことになるのですが、ここで継続的に講義を受けて定期テストに合格すると単位を取得できます。

短縮制度もありますが、基本的には3年間かけて必要単位数を取得することで修了考査受験要件証明書というものを発行してもらえるのですが、この修了考査受験要件証明書を願書に添えて提出することで最後のペーパーテストである修了考査を受験することができます。

そして、「(3)実務補習を修了」するためには修了考査に合格しなければなりません。

つまり、実務経験を積みつつ、補習所から修了考査受験要件証明書を発行してもらうために頑張って単位を取得する必要があるということです!

修了考査受験要件証明書を発行してもらうためには

講義

2時間半〜3時間の講義を受けることで基本的に3単位加算され、3年間で合計270単位ほど獲得する必要があります。
イメージは以下のとおり。
1年目:180単位〜210単位
2年目:40単位〜60単位
3年目:20単位〜40単位
大学と同じように、毎年最低取得単位数は決まっているので、1年目に210単位獲得し、2年目以降は最低取得単位数のみ獲得するのが一般的です。

すごく多そうに見えますが、監査法人勤務の場合には仕事より優先して補習所に通わせてくれます。

また、講義は実際に日本公認会計士協会に足を運んで受ける講義の他に、eランで受けることができる講義もあるので、うまく計算して単位を稼ぎましょう!

なお、細かいことをいうと合宿、ゼミナール、必修講義はあるのですが、基本的な理解としては上記で十分です。

考査

多くの補習所生を悩ます考査。これは定期テストのようなもので普段の講義から出題範囲が指定され、その理解度を問うペーパーテストです。

これが曲者で、3年間で全10回(1年目:7回、2年目:2回、3年目:1回)開催されるのですが、各テストで40点未満の場合は追試が強制されます。また、各テストで40点を下回っていなくても、全10回で合計600点(60単位)以上を取らなければ修了考査の受験要件証明書を発行してもらえません。そのため講義を順調に消化しても安心できないのです…。

ちなみに、うち2回は税務問題なのですが近年いっきに難化しました。補習所内で重要科目に位置付けられたからとのことですが…納得いかないという声はよく聞きます笑

課題研究

研究といっても、それぞれテーマを与えられて論文形式(出典や引用を明確にする必要あり。)でレポートを提出するものです。

これは全6回(1年目:3回、2年目:2回、3年目:1回)提出を求められ、これも考査と一緒で10段階評価のうち4を下回ると再提出が強制され、6回の評価を合計して36を下回ると受験資格をもらえません。こちらについては、内容以上に論文としての体裁に評価の重きが置かれるので、在学時に論文をガッツリ書いていた人だったりするとサクサク単位を稼げます。

大変そうに見えるけどほとんどの人が要件を満たせる

私も補習所に入った当初は「めっちゃ大変そうだなぁ」と思っていましたが、何だかんだ修了考査受験要件証明書を発行してもらえました。

勉強ばかりで実務に関係ないのでは?と思うかも知れませんが、講義をちゃんと聞いていると調書作成方法も含めて、各勘定や論点についての基礎知識・検討すべき論点を教えてくれます。そのため、吸収できそうなところは吸収して、うまく実務に活かしましょう!

補習所について
・公認会計士としての肩書きを持つために通う必要がある。
・必要取得単位数がある。
・講師によっては実務にすぐ使える話をしてくれるため有用。

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