あずさ監査法人が新規案件受嘱再開!今後の動きとIPO業界の現状

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こんにちは、会計士そらです!

大手監査法人が新規案件の受嘱をストップしていることは何回か記事で触れてきたかと思います。

そんな中、あずさ監査法人が2018年7月1日付のニュースリリース「あずさ監査法人の働き方改革への取組み  – 新規監査業務の受嘱再開について –」で、新規案件受嘱を再開したと発表しました!

中堅監査法人に勤務している私にとっては「ようやくか」という気持ちがありますが、まだまだIPOを目指す企業にとっては向かい風なのかなと思います。

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新規案件を一気に多数受注することは考えにくい

新規案件の受嘱をストップしていたことで不評を買いましたが、大手監査法人と契約したいIPO準備会社って世の中にはまだまだたくさんあります。

私の所属する監査法人にもIPOの話がわんさか持ち込まれていますが、「元々大手監査法人に頼むつもりだったが…」という話をよく耳にします。

なので、本心としては大手監査法人に頼みたい気持ちがあるわけです。(IPOのステージにおいてj-soxを全く見ない大手もあるので、会社としてはそちらと契約した方が楽に上場できますしね。)

ただ、個人的にはこの発表、額面通りに受け取ってはいけないと考えています。

というのも、冒頭で紹介したニュースリリースには以下のように書いてあります。

新規監査業務の受嘱について、当面の間延期することとしていましたが、監査法人の社会的責任を果たすべく、持続的な監査品質の維持向上が確保できる範囲で7月1日より再開することといたしました。

つまり、今までのように無理して契約を取りにいくわけではなく、この一年間で取り組んできたあずさ監査法人の働き方改革を継続できる範囲で新規受嘱を再開したということです。

契約数や余剰工数のアッパーが内々では決まっているでしょうから、必然的に狭き門となり、結果として再開の恩恵を受けられない企業はまだまだ出てくるんじゃないかと思います。

今は会社側が圧倒的に不利!

あずさ監査法人のIPO受嘱が狭き門だろうというお話をしましたが、正直な話をすると今はどこの監査法人でも契約を通すのが難しいです。

数年前であれば多少値下げをしてでも契約を取りにいってたのですが、今では監査法人側が計算した適切な報酬額に不満を示すようであれば契約することはできません。つまり圧倒的に会社側が不利です!(もちろん不当な報酬要求はしてませんが。)

なので、大手監査法人で受嘱再開の流れが来たとしても、会社の立場の方が強かった時代に戻るのはまだまだ当分先のように思います。

監査法人内部の主査・スタッフ層からしても、契約を取ってくるということは業務が純増するということなのであまり積極的に考えられないですしね。

このようにIPO業界はまだまだ落ち着かないですが、あずさ監査法人の新規案件受嘱再開は監査業界にとって良いニュースです。今後の流れも注目ですね!

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