監査法人のスタッフを指導する主査に今後求められること。

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こんにちは、まだまだ主査業務に慣れない会計士そらです!

監査法人に入所してから3年くらい経つと監査チームの現場責任者である主査を任されるようになってきます。

もちろんもっと早くから主査として活躍する人もいますが、1,2年目はメインクライアントでしっかり実力をつけて、副主査として現場をコントロールする力がついてくる3年目辺りで主査の話が振ってくることが一般的と言えるでしょう。

私もこの一般的な流れに乗って主査を任されましたが、実際に現場をコントロールしていくうちに「主査に求められることってなんだろう?」という事を考えるようになりました。

今回はそんなお話です。

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主査になるのが嫌で仕方なかった

今は主査として仕事をさせて頂いてますが、一年目の頃は主査になるのが嫌で嫌で仕方なかったです。

スタッフワークしかやってないにも関わらず終電間際で帰ることが珍しくなかったので、「これ以上忙しくなるなんてありえないでしょ…」なんて事ばかり考えてました。

同期にも、「主査を任される前に辞めてやる!」なんて事を公言してたくらいです。

実際に同期、補習所の人、部下を見ても、「こんな激務やってられるか!」と監査法人を辞めていった人は少なくないですからね。

そんな状況だった私が今、主査として働いているのはなんだか面白い話だなとしみじみ思います笑

どうして私が主査を引き受けたのかと言うと理由は色々あるのですが、その一つとして「尊敬する上司みたいになりたい」という思いがあったからです。

逆に言うと、尊敬する上司に会うことができなかったらとっくに監査法人を辞めてました。

尊敬する上司とは

監査法人の退職まで秒読みだった私を変えてくれた上司は、会計監査を通して会社を強くしていくという思いが本当に強い人です。

私がそれまでイメージしていた会計監査って、

「この決算資料間違ってますよ」とか、

「この会計処理は基準に従ってこうすべきです」とか、

本当に教科書的な話しかしないものだと思ってました。

しかし、その尊敬する上司と仕事をするようになって、会計監査を通して会社に貢献できることって想像以上に多くあることを知りました。

問題点を発見し上司に報告する都度「そもそも何でそんな事が起きるの?」というボトルネックを探すところから話が始まり、「管理本部がもう少し踏み込んで案件管理を進めるべき」といったような改善策の提案に意識を誘導してくれるので、会計監査をする過程でコンサルも同時に行っているような状況です。

もちろん二重責任の原則や独立性という前提はありますが、「報酬をもらうからにはそれに見合った価値を提供してやる」という意思を、その上司からは明確に感じとることができました。

スタッフを指導する主査に求められる姿とは

私は上司に恵まれたことで主査の魅力を感じることができた訳ですが、そうじゃないスタッフは数多くいると思います。

そもそも監査法人の昇進はプレイヤーとしてのスキルが重視されるため、一人で現場を回せるようなスーパーマンであればどんどん出世できるでしょう。

実際に、数多く監査調書を作成する能力には長けているものの、スタッフを指導したり現場をコントロールする能力が著しく欠けているような人がマネジャークラスということは珍しくありません。

その一方で、会社への改善提案や、監査を通して会社をどう成長させていくかという視点を持ってる人の能力というのは評価書上では軽視されがちです。

監査現場においても作業スピードや、長時間仕事をできる体力に意識に向きがちですが、本質的には会社の改善に向けた意見を積極的に発信できる主査こそ付加価値が高いですし、スタッフとしてもそういう上司の下で仕事を学べば監査の奥深さにより触れることができると思います。

私も部下を指導する際には、今担当してもらっている仕事を通して会社に何か価値を提供することができないかという視点を持ってもらうことができるように努める必要があるなと強く感じました。

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