監査法人の仕事はちょっと特殊?現役会計士がはじめての現場から振り返る一年目…

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こんにちは、現役会計士そらです!

1月も中旬を過ぎたということもあり、私の現場にもJ1(入所1年目の職員)が来てくれました。

初現場で上手くいかないことばかりのようで、毎日必死に頑張ってくれています!笑

思えば私もJ1の時は酷い有様だったなぁ…

そこで、今回は私のJ1時代を振り返ってみることにしました!

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sum関数しか知らないスタッフ

私の場合、初現場は3月決算会社の第三四半期のレビューでした。

学生時代からExcelを毛嫌いしていた私は、sum関数しか知らなかったため、本当に使えないスタッフだったなぁと思います。

案の定、上司に作業の指示で「このシートを移動して…」と言われて「どうやってシートって移動するんですか?」と聞くような始末。

同一セル内での改行方法(Alt押しながらEnterのあれです。)もそこで知りました…笑

その現場には2日ほどアサインを頂いていたのですが、結局のところ監査人らしい作業は全くできずに、現場でExcel操作だけ教えてもらうという情けない働きぶりだったのをよく覚えています。

調子に乗っていた2〜3月

1月下旬からは後のメインクライアントとなる会社の第三四半期レビューにアサインして頂きました。

そこでは営業費用(製造原価、販売費及び一般管理費)を担当したのですが、J2の上司が非常に優秀なうえ、とても根気強く私に指導してくれたお陰で会計システムの操作方法を一日で覚えることが出来ました。

とは言うものの、それで監査調書が出来上がる訳でもないので、調書を何回主査に提出しても検証不足が発覚してすぐ戻ってきましたね。

イメージ的にはこんな感じです笑
「この月はどうして金額多いの?」

「○○で契約金額が上がったからと会社の人が言ってました!」

「契約書見た?」

「見てないです…」

振り返ると、ここで「疑問を抱いた箇所は自分が納得するまで検証する」ことの大事さを学べたように思います!

そして、手続を実施していくうちに億単位の誤りを見つけました。

大した話ではなかったのですが、「どうして見つけられたの?」、「そら君凄いよ!」と褒められたことで私は完全に調子に乗り、自分は優秀なスタッフなんだという錯覚に陥ります。

ボロが出た4月と繁忙期。そのままズルズルとJ2まで…

その現場のあと、変則決算会社(決算月が12月、3月ではない会社)の四半期レビューに行くことになるのですが、ここから一気にボロが出ます。

自分の確認不足が原因で基本的な事務作業をミスすることに始まり、一週間の担当科目のうち1/6も完遂することが出来ず、クライアントから名指しで「あの人駄目です」と言われる…などなど調子に乗っていたツケが一気に回ってきました。

そこで一気に自信を無くしたうえに、今度は3月決算会社の期末監査で次々とアホみたいなミスをします。

期末監査は四半期レビューよりも日程がタイトなうえに作業分量が倍増するため、作業スピードが遅い私は「遅い、不正確、検証が浅い」とダメ三拍子を兼ね揃えた、名実ともに「使えないスタッフ」です。

その状態をズルズルと引きずり、光が見えないままJ2(入所2年目の職員)へと突入してしまいました。

後輩が出来たこと、褒め続けてくれる人がいたこと

そんな状態でJ2を迎えたものですから、自分の現場にJ1が入ってくるなんて知っただけでパニックものです。

「聞かれても答えられない…」、「こんな上司尊敬してもらえない…」などなど、どんどん自分を追い詰めてました。

ただ、実際にJ1に作業を聞かれても答えられる自分がいました。また、手続の趣旨も説明できるようになっていました。

後輩に指導して初めて1年目の時に必死に喰らいついて仕事したことが無駄じゃなかったことに気付いたんです。

「あれ、俺やれてるじゃん」って感じです。

それに加えて私には幸いにも、ダメダメな時でも褒め続けてくれる上司と、何で作業がうまく進められないかを一緒に考えてくれる上司がいました。

ここでようやく自信を少しずつ取り戻します。

そして、人事評価でも高い評価を頂くことが出来ました。

1年目の時点では「自分に向いていないかどうか」は分からない

私もそうでしたが、最近現場に来てくれているJ1の方も「この仕事は私に向いてない」と嘆いていました。

ただちょっと待ってください。

誰だって、どんな仕事だって、最初はミスして当たり前なんです。

私たちは専門家なので責任は重いですが、ベテラン会計士の人達だってミスをしながら様々な経験を積み重ねていっています。

そのため、1年目の時点で「自分に向いていない」かなんて分かりません。

せっかく公認会計士試験に合格して監査法人に入ったんですから、まずは少しの間喰らいついてみてください!

その後にはきっと、「意外とやれるかも」と思えるようになっているはずです。

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